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フォームの扱いで重要になるのがpH値なんですが
pH値は0~14までの目盛りがあり、7が中性になります。 7よりも数字が小さくなるほど酸性が強く 7よりも数字が大きくなるほどアルカリ性が強くなります。 製品により多少のばらつきが有りますが、ベース材・フォーミング材・キュアリング材は それぞれpH10.5位です。(アルカリ性) そして中和させる為に投入するゲリング材はpH4.5位です(酸性) しかし上記3種類を撹拌するときにアンモニアが気化して抜けて行きアルカリ度が 下がって行きますが、ゲリング材を投入前の材料のアルカリ度が低いと 中和(固形化)される迄の時間が短くなります。 なのでポイントはこのアンモニアの消失をどれだけ抑えるかということが重要です。 方法としてはミキサーでの撹拌効率を上げ手早く泡立てる事です。 ミキサーの回転部分を改造したりして、メーカーのマニュアルの撹拌時間よりも 短い時間で泡立てれば、それだけで固形化までの時間が伸びます。 さらに時間を伸ばすやり方として、ゲリング材投入前に市販のアンモニア水を 混ぜておきpH値を10.5位迄引き上げておくと劇的に時間が伸びます。 アンモニア水はpH12.5位です。 あと投入するゲリング材を少なくしても時間が伸びます。 ただ少ないと拡散率が下がるので撹拌時間が長くなります。 厳密に時間調整をしようと思えば材料の量や、そのpH値や撹拌状況の管理でかなり 自在に調整出来ますが、数学的な知識が必要になってきます。 自分のやり方としては短時間で泡立ててから、ゲリング材投入前に重量比で1%位の アンモニア水を混ぜて、少し減らしたゲリング材を投入しています。 状況で変わりますがこれで30分~1時間位の可使時間が得られるようです。 フォームは空気に触れている部分からアンモニアが抜けて固形化が始まって行くので ケーキのクリーム絞りのビニール袋等に詰めても時間が伸びます。 特に複雑に入り組んだ型の場合、クリーム絞りのやり方は有効です。 固形化までの時間が長過ぎる場合は、構わず加熱を初めても大丈夫な様です。 ※上記方法での制作物の経年劣化はまだ未確認です。 1作品の撮影する分には問題ないと思います。 ![]() COMMENT
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